エンジニア人生を振り返ってみる【Q社編|前編】

体験談

ゆゆとりのエンジニア人生を振り返ってみるシリーズ。その6。
今回はQ社編の前編です。

前回の記事はこちら
https://yuqyuq.com/yuqyuq/?p=1802

Q社 社員/年収400~750万円 [SE/リーダー/プロジェクトマネージャ](12年間在籍)

K社を去り、私は東京から離れ、地元千葉県の企業であるQ社に転職をしました。
今まではSESを生業とする会社でしたが、今回は事業会社の情報システム部所属です。
地元千葉県に本社を置く企業でそれなりの規模。
しかも情報システム部なので、わけのわからない”現場”を渡り歩くこともなく腰を据えて業務を遂行できる。
これは、私にとってかなりの好条件でした。結果、12年間在籍することになります。

入社当初はシステムエンジニアとして、社内システムの開発に携わりました。
主に番組管理システム、VOD、商品管理、CRM、ワークフロー、人事システム、経理システム、法務システム…色々と(笑)

情報システム部のメンバーとして入社して驚いたのは開発以外の仕事が多いことですね。
普段のモニタリングやアカウント付与のような業務は別途専用のオペレーションチームがあり、そのチームが対応してくれるのですがデータ抽出やアカウント管理、ユーザからの問い合わせ等も発生して最初は戸惑いました。
SESだと現場に配属されて開発オンリーだったりするのですが、事業会社の社内SEだとそのあたりは異なってきますね。

で、私の場合はそれが性に合っていたわけです(笑)
K社の頃からうすうす思っていましたが私は開発業務だけ、というよりは情シス的な業務が好きらしいです。
担当システムについては要件定義や設計といった上流工程から関われるのも他の部署の方とも仲良くなれることもあり楽しかった記憶。
自分とは違うシステム関係の仕事以外の人と関わるのは見識が増えるし重要な体験でした。

Q社は小売業界でしたが、おかげで小売業の流れというのも理解できました。
いわゆる業務知識というものになりますが、この知識は業務系システムに携わるエンジニアにとってプログラミングより重要なものと考えています。
なぜなら、プログラミングなどの技術的な部分は最悪外注すれば良いですが、ユーザからの要件をまとめたり外部設計するには、この”業務知識”が必要不可欠なためです。
事業会社の社内SEになると、技術手金部分よりもコミュニケーション能力や業務知識が重要なことを学んだ職場でもありました。

そんな感じでこのQ社は担当システムであれば上流から下流のプログラミングまで全部自分の裁量で進められたので非常に充実した毎日を送っていました。
有休取得も自由、昇給も2%から5%ぐらいであれば毎年上昇していくので特に不満はありませんでした。

ただ、やっぱり上司からのパワハラにある日突然会いまして・・・。
当時の私はメンタル的に弱く言葉の暴力に弱かったんですよね。。。
1回は上司の更に上の上司に相談して一旦は収まり、やっぱり無理で最後は部門長に相談してチーム異動になったので退職までには至りませんでした。

Q社に入社して最初の5年ぐらいまではパワハラにはあったものの、自分の担当システムにおいて裁量もあり、評価もされて給与もどんどん上がっていったこともあり満足はしていました。
ただ、この後に事業会社の情シスとしてあってはならない事態が発生します。
それは”不正”という名のデータ操作。。。

この話はまた次の機会で。

つづく。

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