エンジニア人生を振り返ってみる【Q社編|後編】

体験談

ゆゆとりのエンジニア人生を振り返ってみるシリーズ。その7。
今回はQ社編の後編です。

前回の記事はこちら
https://yuqyuq.com/yuqyuq/?p=1836

Q社 社員/年収400~750万円 [SE/リーダー/プロジェクトマネージャ](12年間在籍)

Q社で過ごした晩年は実質リストラ政策の波を乗り越え、気が付いたら入社時に居た先輩社員のほとんどは退職、周囲は半分ぐらいが外国人の状況になっていました。
そんな中で私が担当していた人事、経理、法務、、CRM、放送系のシステムについては社内で一番詳しいのが私という状態になっていました。
おかげで改修案件も私中心に割り振られることになり開発で大忙し。
手が足りないと言え外注を雇い人数を揃えるものの教えるところからになるのでランニング期間がかかってしまう。
しかも、これらのシステムのリーダーは私だったので上流から下流、マネジメントまで私が担当する状況でした。

今、考えてみると忙しかったですね(笑)
もっとも、Z社時代の徹夜続きの残業というレベルではなかったので充実していた、といえば充実していたのかもしれません。
この頃になると給与も上がり、700万円を超えるレベルになっていました。

そんなときに話に挙がったのがプロジェクトマネージャへの転身の話。
ちょうど、私が担当しているシステムでプロジェクトが始まる動きがあり、私が一番詳しいこともありPMをやってみないか、とお声がけを頂いたのです。
私としてもこのままシニアシステムエンジニアになるよるよりはプロジェクトマネージャになってマネジメントスキルも磨いた方が報酬は高くなると考え引き受けました。

担当したのはコールセンターや倉庫のパートさんが利用している勤怠管理を社員が利用している勤怠システムに統合するプロジェクトでした。
当時はそれぞれ別の勤怠システムを利用していたので法的対応に対応するのにもコストや時間がかかる状態だったので効率化するためのプロジェクトでした。
予算規模としては5000万円。関わる人数としてはユーザ含めて20名程度。
そこまで大きいプロジェクトではないものの私の当時の実力から考えればなかなかやりがいのある仕事でした。

当然受諾し、私はプロジェクトマネジメントの道へ。
しかし、最初のうちは開発業務とは異なりわからないことばかりで難しかったのも事実。
今になって思えば、かなり要領の悪いことをしていたような気もします。
開発メンバーとしてプロジェクトに参画していたころは、調整や進捗管理しかしないPMはなんて楽な仕事なんだ。
むしろなんで管理がきちんとできないんだ、とか思っていましたが実際にやってみると開発とはまた違った難しさと気づきがありました。

これはずっと開発だけをやっていたら気が付かないことだったかもしれません。
何となく、開発スキルは誰でも出来るわけがない特殊スキルだと思って開発が出来ないPMを下に見てしまった時期もありましたが間違いに気が付きました。

―――PMにはPMの難しさがある。

調整や進捗管理、範囲定義にコスト管理、それでいてシステムの概要レベルの仕様は押さえておかないといけないので大変です。
そりゃ、なかなか自分で開発まで回せる人材は少ないわけです。
私としても人に任せる、ということの重要さにようやく気が付くわけです。

ただ、PMをやった時期が悪かった。
私がPMをやった時期が2020年。
この頃はコロナ禍でした。
対人でも難しいのに社会の流れは一気にリモート勤務。

エンジニアだった頃は在宅勤務大歓迎でしたが、管理する側になると難易度が跳ね上がりました。
今でこそリモートでのメンバー管理も慣れましたが当時は私の管理が至らず大切な人材を台無しにすることもありました。
そして、コミュニケーションミスから生じる方向性の判断ミス。
私の責任で1300万ほどの資金を溶かしてしまったこともありました。
経営陣に怒られたのも今となっては良い経験です。まあ、当時は青ざめていましたが(笑)

そんなこんなでPMにも慣れてきたところでしたが上司とは仲が悪く。
というか、ウマが合わないというか。私も我が強いほうなので口論が絶えませんでした。
そして、その様子は部門長にも伝わり、私はほぼその上司とは袂を分かつ形になりました。

12年間務めた会社ではありますが、なんとなく居心地も悪くなりメンバーを見てみれば皆、退職してしまい一緒に働きたいと思えるメンバーが少なくなっていました。
それで転職サイトを見てみたら、学生の頃憧れだった出版業界の求人。
出版業界は大卒じゃないと新卒で入れないですからね、本が好きな私で出版業界に携わることは夢の一つでした。
気になる、をしたところ先方からカジュアル面談の誘いが来て、受けてみたら意気投合。
こうして、私は12年間務めたQ社を退職したのでした。

Q社は良い会社ではあります。
定時昇給もするし、評価もきちんとされるし、会社設備や福利厚生も一定基準は超えていて千葉県内であれば良いほうだと思います。
千葉県内ではトップクラスの報酬だし、在宅勤務も出来るので50歳超えていたらしがみついていたかもしれません(笑)
が、上長との仲やこの先このメンバーで定年まで働くか、といったら……まだ30代だったこともあり、憧れの業界に飛び込みたい気持ちが勝ってしまったわけです。

こうして、関わっていたプロジェクトがひと段落ついた段階で、私は4社目となるG社へと転職を決意したわけです。

この続きはまた次回。

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