絶対読んでほしい!名作漫画レビュー その16『ダイの大冒険』

絶対読んでほしい!名作漫画レビュー その16『ダイの大冒険』

今回、このブログで紹介するのは1990年代のジャンプ黄金期を支えた漫画『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』です。
ドラゴンクエストをモチーフにしたオリジナルストーリーで当時のジャンプ作品の中でも人気のあった漫画です。

1991年にアニメ化、2回の映画化、近年(2020年)では2回目のテレビアニメ化、ゲーム化、コミックの新装彩録版発売と最近では再びダイの大冒険のブーム化?が始まろうとしています。
全37巻と長めの物語ですが当時子供だった筆者もドハマリして読んだ漫画であり思い出深い作品でもあります。

決してマイナー作品ともいえず、今更、この作品をこのブログで紹介する価値はあるのか?というところもありますが、あえて筆者はこの作品の感想を述べます。

いや、面白いに決まってるんだけどっ!

というわけで今回もネタバレ全開でレビューいきますよー!

1.作品紹介

ジャンル 少年漫画、ファンタジー、バトル
漫画
原作・原案など 三条陸
作画 稲田浩司
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表期間 1989年第45号 – 1996年第52号
巻数 全37巻、文庫版全22巻
話数 全343話
その他 監修:堀井雄二

全37巻、かなり長い作品です。
しかも、他の作品であればラスボスとなる敵が変わったり世代が変わったりすることが多いですがダイの大冒険は終始”打倒大魔王バーン”に一貫しておりラスボスも大魔王バーンです。
しかし、飽きずに一気読みするぐらい筆者がおススメできる漫画なので是非ひるまずに最後まで一気読みしてほしいマンガです。

2.あらすじ

以下、ストーリーの詳細ネタバレ

第1巻~第2巻 ダイの旅立ち編

デルパイルイル!な物語で開幕!アバン、ポップ、レオナ姫との出会い。
勇者の家庭教師アバン先生との特訓が始まる。
アバンの死、宿敵ハドラーとの因縁。全てはここから始まった!

第3巻~第7巻 アバンの使徒編

遂に始まる勇者ダイパーティと魔王軍の戦い。
6大団長の一人であるクロコダインとの戦い。
僧侶戦士であるマァムも仲間に加わりクロコダインを倒すことに成功。
次の相手はヒュンケルだが何とヒュンケルも同じアバンの使徒だということが判明。
同じアバンの使徒同士の戦いに苦戦するダイ一行だがクロコダインの加勢もあり何とか倒す。

第8巻~第12巻 ダイ出生の秘密編

次なる相手はフレイザード。
手段を選ばずレオナを氷漬けにした相手にダイ達は苦戦を強いられるもののヒュンケルが仲間に加わりフレイザード討伐に成功する。
マァムは武闘家への転職を決意し一時的にパーティ離脱する。

遂に明かされるダイ出生の秘密。なんとダイはバランの息子であり竜の騎士であった。そして始まる壮大な親子喧嘩(笑)
ポップがメガンテで命を散らしダイはバランを倒す決意をする。
ダイの支えになり、クロコダインに誇りを取り戻させ、ヒュンケルが弟弟子のために命を張ろうという気持ちにさせた。みんなポップが好きだった。
そしてポップの死体が作った隙をついてアバンストラッシュを決めてバランを撃破。
人の心を取り戻したバランが分け与えた竜の血によってポップは復活を遂げる。

第13巻~第16巻 鬼岩城編

マァム復帰。
迫りくる鬼岩城。姿を表す大魔王バーン。不気味なキルバーン。暗躍するミストバーン。
魔王軍の総攻撃により物語は急展開を迎えていく。
そんな中、手段を問わないハドラーとザボエラだが徐々に魔王軍での居場所を無くしていく。
遂にダイの剣が完成し鬼岩城を真っ二つにする。

第17巻~第25巻 竜の騎士父子編

魔王軍に居場所を無くしたハドラーは超魔生物になることを決意する。
ハドラー率いる親衛騎団が誕生することでアバンの使徒VSハドラー親衛騎団のパーティバトルが白熱していく。
ダイの相棒であるポップも修行をして極大消滅呪文メドローアを習得。

ハドラーの待つ死の大地に乗り込むダイとバランは打倒バーンのために別行動をするもののフェンブレンとの戦闘になる。
何とかフェンブレンを撃破したダイとバランはハドラーとも戦うことになる。
黒のコア爆破寸前にバランが見事爆発停止させる。このころのバランはところどころにダイへの思いやりが感じられるのも見せ所。

遂に相まみえる大魔王バーン。バランは死亡しピンチに陥ったダイを救ったのは何とハドラーだった。
バーン相手に善戦するハドラーだったがザボエラの横槍で敗北の流れへ……ブロックの犠牲によりハドラーもまた窮地を脱したのだった。

完全敗北したアバンの使徒だったが大破邪呪文ミナカトールを習得し決戦への準備に動き出す―――。

第26巻~第28巻 宿敵ハドラー決着編

バーンパレスへ外周に乗り込んだアバンの使途を待っていたのはハドラー親衛騎団だった。
ハドラーからの挑戦状。受ける必要のない戦いをレオナは止めるがダイはそれを受ける。
マァムVSアルビナス、ヒュンケルVSヒム、ポップVSシグマとそれぞれの戦いで勝利をおさめる。

白熱するダイVSハドラー戦。
遂に決着がつくというところでキルバーンの罠が発動する。炎に飲まれるダウ、ポップ、ハドラーだったが最後の力を振り絞りダイを炎の外に逃がすことに成功する。
死を覚悟したポップとハドラーだったが、それを救ったのは死んだはずのアバンだった。最期は好敵手アバンに看取られる形でハドラーはその生涯を閉じた。

第29巻~第34巻 バーンパレス決戦編

地上ではミストバーンとザボエラが地上制圧に動いていたがバーンパレスに侵入したとの情報を得たミストバーンはザボエラを置いてバーンパレスに戻ってしまう。
残されたザボエラは超魔ゾンビに乗り込んで戦うがロンベルクの星皇十字剣の前に敗れ去る。
何とか逃げ延びていたザボエラだったがクロコダインに見つかり、さんざん利用してきたクロコダインによって哀れな最期を遂げた。

ダイとレオナは遂に大魔王バーンと対峙する。
ここまでレベルアップしたダイにバーンは勝てずに敗れ去ってしまう。
あっけない幕切れに呆然とするダイとレオナだったがしばしの勝利の余韻に浸るのだった。

ハドラーの処刑を邪魔されたキルバーンは怒りの仮面を装着してアバンに挑む。
罠だらけの卑怯な手段を使うキルバーンに対してアバンはそれを全て見切ったうえでキルバーンの首を切断して苦戦しつつも勝利する。

ハドラーの遺志を継いだヒムと生き返ったラーハルトを仲間に加え、バーンパレスと突き進むポップとマァム、そしてヒュンケル。
一行の前に立ちはだかるのはミストバーン。闇の衣を脱いだミストバーンは言う。私こそが魔王軍最強だと。
ミストバーンの正体に気が付いたヒュンケルはミストの本体に取りつかれるが、あらかじめ貯めていた光の闘気によってミストバーンを消滅させ闇の師弟関係に決着をつけた。

第35巻~第37巻 最終決戦編

ミストに肉体を返してもらったことでバーンは真・大魔王バーンとなりその姿を表す。
真・大魔王バーンの力の前に次々と戦闘不能に陥っていく仲間たち。ゴメちゃんの秘密が明かされゴメちゃんははじけ飛ぶ。
ポップは叫ぶ、閃光のように―――一瞬でも、その力が奇跡を起こしダイを竜魔人に覚醒させる。

鬼岩王と化したバーンと竜魔人と化したダイの最後の戦い。
激闘の末に買ったのはダイだった。
地上に戻ってきたダイを祝福するポップ達だったがそんな中キルバーンとピロロが表れる。
明かされるキルバーンの正体。キルバーンの本体はピロロだった。黒のコアを爆発させようとしたピロロだったがダイの捨て身の特攻により地上に平和が戻る。

そう、それはダイが不在の中で得た平和であった―――。」

3.登場人物

ダイの大冒険には数多くのキャラクターが登場、活躍する。
ここではそのすべてを網羅することはできないが、ストーリー上、覚えておくべきキャラクターのみ、かいつまんで紹介する。

・ダイ

本作の主人公。アバンの使徒の一人であり竜騎将バランの息子。
12歳。元々勇者に憧れており、かつての勇者アバンとの出会いをきっかけに魔王軍との戦いに乗り出す。

・ポップ

アバンの使徒の一人の魔法使い。15歳。
初期の頃は自意識歌唱で臆病者であり最低な奴であるが、ストーリーが進むにつれ成長して最強の大魔導士としてダイの最強の仲間となる。ムードメーカーでありキルバーンに危険視される。
最終的には究極消滅呪文であるメドローアを習得する。本作最大のダークホースであり成長株でありもう一人の主人公。

・レオナ

パプニカの王女。14歳。本作のヒロイン。ダイにパプニカのナイフを渡す。
賢者の卵であり回復呪文を中心に多彩な魔法を操る。作中では精神面でダイを支えたり後方支援をすることが多かったが最終決戦ではバーン相手にダイと共に戦う。

・マァム

アバンの仲間だったロカとレイラの間に生まれた娘。もうひとりのヒロイン。
初期は僧侶だったが中盤から武闘家に転職する。

・ヒュンケル

アバンの使徒の一人。21歳。最初は不死騎団の団長として登場。
後に仲間になりパーティの中で強大な戦力となる。ミストバーンは悪の師匠であり光の闘気のほかに暗黒の闘気も使える。

・クロコダイン

ワニ頭の獣人(リザードマン)で、魔王軍百獣魔団長。年齢は人間の年齢に換算して30歳前後。
魔王軍への忠誠心が高く、ダイに片目を奪われて敗北するが後に仲間になる。
ヒュンケルの説得をしたり仲間を庇ったり中盤までは頼れる仲間であったが終盤ではザボエラを倒したぐらいの戦果してあげていない武人。

・アバン

かつて魔王ハドラーを倒した勇者。31歳。ダイ達の師(先生)に当たる。
序盤でハドラーにメガンテを仕掛けて死亡したと思われるが実は生きており終盤にて仲間に加わる。
ダイ達の導き手となるカリスマ性を併せ持ち、且つタイマンでキルバーンを撃破するといった勇者の名はダテじゃなかった。

・ゴメちゃん

翼の生えた金色のスライム・ゴールデンメタルスライムで、ダイとデルムリン島で共に過ごした一番の親友。
その正体は神の涙であり、実は数々の軌跡はゴメちゃんが無意識に願いをかなえた結果である。
最後はバーンによって砕かれてしまう。

・ヒム

ハドラー親衛騎団の一人。
ハドラーの「闘志」を色濃く受け継ぎ、前のめりで荒削りな行動が目立つが誇り高く、卑怯な戦法を良しとしない。一人称は「オレ」。
ヒュンケルを生涯の宿敵と定め戦うが敗れ去る。
その後、ハドラーの遺志を引き継ぎプロモーションして登場、ヒドラ―の銀髪が生えている。
チウの子分としてダイのパーティとして最終決戦では戦う。

・ハドラー

元魔王。初期は小心者の中間管理職。後期は漢になった武人。
敵でありながらストーリーの中で成長している。
当初はザボエラと共に卑怯な手も使っていたが超魔生物になりハドラー親衛騎団をもったことで武人として目覚める。
途中でバーンに反旗を翻しダイを助ける。
最終的に命を懸けてダイとタイマンをして敗北する。最期はアバンの手の中で灰となり消えた。

・フレイザード

魔王軍の氷炎魔団長。右半身が氷の岩、左半身が炎の岩で出来たエネルギー岩石生命体で、ハドラーの禁呪法により作られた呪法生命体。年齢は1歳。一人称は「オレ」。
「暴魔のメダル」は彼の栄光を示す大切なものであるがダイ達との戦いによって捨て去る。
最後は鎧武装フレイザードになるがアバンストラッシュの前に一刀両断されてミストバーンによって葬られる。
序盤で戦ったから良かったものの炎と冷気を扱う性質上、メドローアを習得できた可能性もあったらしい。

・ザボエラ

魔王軍の妖魔士団長。後にミストバーン配下の魔軍司令補佐に出世する。890歳の老魔族の男性。一人称は「ワシ」。
魔力では右に出る者がいないらしいが卑怯な手を好む妖怪ジジイ。
最終的にミストバーンに見捨てられて超魔ゾンビに乗って戦うがロンベルクに敗北、逃走したところをクロコダインに処理された。

・バラン

魔王軍の超竜軍団長にして最後の純血なる竜の騎士。ダイの父親。ダイのことを本来の名前であるディーノと呼ぶ。
ダイと壮絶な親子喧嘩を繰り広げるが和解して中盤では共闘する。
ダイのことを暖かく見守る父としての心を併せ持ち打倒バーンを目指したが志半ばでバーンに処分される。

・ミストバーン

当初は魔王軍の魔軍司令・ハドラーの部下であり、魔影軍団の軍団長として登場。後に大魔王バーンの最大の秘密の鍵を握る側近であることが判明。
反旗を翻したハドラーに代わって魔軍司令を務める。その正体は暗黒闘気の集合体である魔界の魔物ミストでありバーンの若き肉体を守護していた。
終始謎に包まれていたが物語が進むにつれて口数が増えていく。ヒュンケルとは闇の子弟でありバーンの肉体を返す日が来たときに乗り換えようともくろんでいた。
最終的にはヒュンケルの体内で光の闘気に包まれ消滅した。

・キルバーン

大魔王バーンの元へと派遣された冥竜王ヴェルザーの部下。常に使い魔のピロロと行動を共にしている。
バーンの魔王軍の中にあって六大軍団には属さず、同軍における失敗者の始末やバーンパレスへの侵入者を排除する任務を帯びた暗殺者として、バーン直属のような立場で独自に活動する。
相手を罠にかけ平然と相手を処理できる冷酷、残酷さを併せ持つ。ポップについて物語の早くから危険視しており、ポップを早々に消そうと暗躍していた。
その正体は黒のコアが内蔵された人形であり、キルバーンの本体は使い魔であるピロロであった。
最後はアバンとのタイマン勝負に敗北、首を切断され死亡したかに見えたが最終回にて再登場。黒のコアを爆発させようとしたところダイの活躍により失敗に終わった。

・バーン

大魔王。本作におけるラスボス。魔界最強の実力者にして齢(よわい)数千年余の老魔族の男性。「英知と魔力」において最強である。
当初はハドラーを救い地上進行をさせて世界征服を狙っているかに思われたが、その真の目的は地上を消滅させ魔界に太陽を降り注がせることだった。
終盤ではミストに預けていた「若さと力」を返却してもらい完全体の姿、真・大魔王バーンとなる。
最後は鬼眼王バーンに変貌を遂げ竜魔人と化したダイと死闘を繰り広げダイの手により真っ二つになり自身が求めていた太陽へと吸い込まれる形で消滅した。

4.『ダイの大冒険』の評価、感想、レビュー

一言で言うならば面白い。
というより面白くないわけが無い!
ぶっちゃけ、100点満点の出来で誰にでも老若男女誰にでもおススメできる漫画といっても過言ではないと思う。

元々、ドラゴンクエストを題材にした漫画で、序盤こそドラクエの設定に頼っていたところもあったが、ストーリーが進むにつれオリジナル要素も多く取り入れている。
中でもメドローアやグランドクルスに至っては漫画からゲームに逆輸入されているぐらいである。
そういった面でもこの漫画がいかに設定が優秀であるかが物語っているかわかってくるかと思う。
あと、私がドラクエ好きっていうのも評価が高くなるポイントなのかもしれない。

ストーリーについてもジャンプ漫画の代名詞である”友情”,”勝利”,”努力”の基本要素をしっかり押さえている。
クロコダインやヒュンケルといった最初は敵だったものたちと友情が芽生えて仲間になる展開。
フレイザードやバランとの激闘を乗り越えた先にある勝利。
ダイの修行やポップの成長、僧侶から武闘家に転職を決意したマァムといった努力。
ジャンプ漫画の3大要素が全てこの作品には詰まっている。まさに王道と言える漫画である。

今、読み直しても無駄な部分が一切ないというか間延びしてると感じたのは23巻のバーンとの戦いあたりの展開ぐらい。。
非常に考えられた且つ整理されたストーリーであることが伺えるかと思う。
物語構成だけでなく作画も上手いのだから非の打ち所がない。
こういった面でも漫画は原作者と作画が分かれていた方が面白い作品が多いって言うのもわかる気がする。
そりゃ、2020年になって2回目のTVアニメ化やゲーム化もするはず。過去には映画化もしていたしね!

一つ言っておかないといけないのが序盤のダイが修行で大岩を割る場面が「鬼滅の刃」のパクリだとSNS上で言われていた時期があったみたいだけど『ダイの大冒険』は1989年連載開始で今から30年以上前の作品です!
もし、パクリだと言い切るのであればそれは鬼滅の刃のほうだから(笑)
まあ、私はその大岩を割る展開そのものはありきたりで考えやすいからパクリとも考えないけども。

2020年に入って再び話題にあがることも多くなってきた『ダイの大冒険』
この勢いは2021年、いや2022年も続くはず!
誰にでもおススメできる名作だし読めばきっと少年少女の時に感じた童心に戻れるはず。
絶対面白いから騙されたとおもって一度は手に取って読んでほしいです。

てか、絶対読んだほういい!!!
続編まだー!?

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク