ゲーム大好きな管理人です。
最近はSwitchの風来のシレン6をプレイしつつ、レトロゲームも併せて進行しています。
レトロゲームは最近のゲームとは異なるシンプルさがあり好きです。
そんなわけで今回はSFC(スーパーファミコン)末期の良作である『トレジャーハンターG』のクリア後レビューです!
1.作品情報
ジャンル:RPG(ロールプレイングゲーム)
対応機種:スーパーファミコン
メディア:24MbitROMカートリッジ
発売元:スクウェア
開発元:スティング
発売日:1996年5月24日
定価:7,800円
※過去にWiiのバーチャルコンソールでも配信されていました。
『トレジャーハンターG』は1996年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたスーパーファミコン用の戦略RPGです。
本作は、当時としては珍しい直感的なシミュレーションRPGの要素を取り入れた作品です。
特にそのグラフィックの美しさや音楽のクオリティの高さが評価されました。
2.トレジャーハンターGの魅力
『トレジャーハンターG』は、ターン制の戦略バトルが特徴です。
プレイヤーはマップ上を移動し、敵との戦闘を行います。
戦闘はチェスのようにマスを移動する形式(グリッド)で進み、戦略的な思考を要求される点がプレイヤーに好評でした。
また、キャラクターごとに異なるスキルや魔法を駆使することができ、深い戦略性が楽しめます。
物語は、主人公のレッドと彼の弟のブルーが、父親の形見の地図を手がかりに財宝を求めて冒険を展開するというものです。
途中で出会うレイン、ポンガと共に、世界を股にかけた大冒険が繰り広げられます。
ストーリー展開はシンプルながらも心温まるもので且つ王道です。
このゲームはその視覚的な演出において高い評価を受けています。
スーパーファミコン末期に発売された作品としては、非常に精細で美しい2Dグラフィックが特徴です。
特に、キャラクターや背景のディテールに富んだ描写は見る者を引き込みます。
音楽は、その時代のスクウェア作品らしく、各地の雰囲気を盛り上げる素晴らしい楽曲が多く含まれており、プレイ感を一層豊かにしています。
SCF末期ということもあり、当時最先端だったプレイステーション初期のゲームに画質も音質も同等、あるいはそれ以上だと思われます。
この辺りは正にスクウェア技術の結晶だと言えます。
惜しむらくはクリアまでの時間が短く、大体20時間程度でエンディング到達。
ストーリーも中盤ぐらいから駆け足になっていくので、こういったところはもう少し作りこんで欲しかった……。
3.トレジャーハンターGの総評、プレイする価値はある?
『トレジャーハンターG』はスーパーファミコンのRPGとしては異色ながらも魅力的な要素を多く持つ作品です。
戦略性の高いゲームプレイ、 少年漫画的な王道展開の物語、スーファミとして最高峰なグラフィックと音楽は今やっても色褪せないです。
ここからは軽く攻略情報や感想、レビューを書いておきます。
ゲームクリアするならレッドを育てまくる。
ドーピングアイテムは全てレッドに使う。
レッドについてはひたすら脳筋スタイルでOK!物理最高!!
ブルーは可愛いけど……バトルではあまり使いどころ無し。
特技としてワナを使えますが、筆者はほとんど使わずただただ普通に攻撃したりアイテム使ったりだけで十分でした。
この子、意外にパーティーNo2の物理アタッカーです(笑)
レインはヒロインらしく回復魔法がかなり使えます!
行動力アップの魔法も終盤までかなりお世話になるので、レインについてはサポート役に徹するの吉。
ただし、ラスボス戦でレイン不在のタイミングあるので、回復をレインの魔法に頼りきりになるのはまずい。
必ず他のキャラにも回復アイテムをいくつか持たせておくこと。
ポンガはかなりの万能キャラ。
魔法による攻撃や状態異常の回復、ブーメランによる複数攻撃などかなり多彩に使えます。
オススメの戦術としては基本はブーメランで遠距離攻撃を行いつつ、弱点属性の攻撃魔法を使っていくと安定します。
ストーリーについては少年漫画的な王道展開盛りだくさん!
熱血正義感のレッド、おとぼけボケキャラのブルー、ちょっと抜けてるヒロインのレイン、陽気で器用且つ一番まともなおサルのポンガ。
ただし、途中から開発期間が足りなかったのか展開が早くなります。その展開はまさに打ち切りが決まった漫画のように……(笑)
そして、敵キャラも魅力的でストーリーを彩ります。
ラスボスである闇王をはじめ、側近のヘル、ララキュー、フェンリル。
特にヘルはかなりレッド達に絡み、最後は亡霊になってまで襲ってくるほど執念深いです。
ララキューも面白い姉ちゃんです。そしてフェンリル……コイツは前述した終盤の展開の速さのためにほとんど印象に残らなかった……。
シリアスあり、ギャグあり、冒険あり、とワクワクする展開盛りだくさんです!
登場するキャラクターも変人多いし、なぜかカエルにものすごい付加価値がついている世界観の作品はこれだけじゃないかと思うの……。
グラフィックも音楽もプレイステーションと同等レベル!
スーファミとは主会えない鮮やかな画面です!
戦闘もチェスのような感じで面白いし、アークザラッドにちょっと近いかも。
グリッドレベルという概念もマス目を使った戦闘で面白いし、もう少し捻りがあれば化けたかも。
とはいえ、ここまで書いておいてアレだけど、中盤あたりからの急ぎ展開がなんともいえないところ。
魅力的な部分が多い反面、作りこみの甘さも目立つ。
バグが多い類ではないんだけども、今一歩かゆいところに手が届かないというか。
ストーリーが駆け足過ぎたり、以前、赴いた街に戻る手段がなくてただ進むだけなので、アイテム買い忘れたら致命的だったり。
所持出来るアイテムが少なかったり、ストーリー背景の説明が足りなかったり、とあげればキリがない。
そういった意味では佳作レベルの作品であることは間違いないけれど、SFC末期に発売されたソフトとしてかなり力が入っている作品であるのも事実。
プレイしてみればやっぱり面白いし、たまにやりたくなる。Switchあたりで復活お願い!!
最後にエンディング映像を少し貼っておきます~
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