絶対読んでほしい!名作漫画レビューその3『たいようのいえ』

漫画

今回おススメしたい漫画はタアモ先生が描く恋愛マンガ『たいようのいえ』です!

たいようのいえはタアモ先生が描くピュアでハートフルな恋愛漫画です。

2010年6月号 – 2015年3月号までデザートで連載され、コミックスは全13巻です。
ちなみに第38回講談社漫画賞少女部門受賞しているようです。

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1.たいようのいえってこんな漫画

父親の再婚をきっかけに新しくできた家族の輪に馴染めず、
孤立してしまう高校2年生の女の子「本宮 真魚(もとみや まお)」が主人公です。

家に帰っても居場所がない、そんな真魚の拠り所になったのが年上の幼馴染である「中村 基(なかむら ひろ)」でした。

ひょんなことから同居することになった2人。
お互い家族同然だと思っていたはずなのに、いつの間にか好きになっていて、
それなのに一線を越えることはできないそんなピュアな2人(笑)

物語が進むにつれ真魚のことが好きな基の弟や基のことが好きな同僚のOLが登場したりと様々な人物が登場してきます。
しかも、それぞれのキャラクターが心の中で葛藤を持っていてそれを丁寧に描いていきます。

様々な人物の想いが交錯して、時に邪魔されたりするものの、それでも離れることのできない真魚と基の恋愛模様が全編に渡り描かれていく物語です。

2.コロコロ変化する表情が魅力的な主人公『本宮 真魚』

主人公である真魚は男勝りな部分もあるものの正直とても可愛い女の子です。
表面では強気な発言をしても裏では心細くなったり、怒ったかと思ったら笑ったり、泣いたり。
なんというかいろいろな表情があって魅力的なキャラです。
こういう人物の心情の移り変わりがタアモ先生は描くのがうまいなと思っています。

基やその弟の大樹と同居していくなかでだんだん素直になっていく真魚には必見!
自分の居場所が無いと思っていた自宅にも本当は居場所が無いと思っていただけだったり、
最終的に嫌いだった父親との和解も果たします。

3.もう一人の主人公『中村 基』がイケメンなんだけど苦労人

24歳の新人プログラマーである基。
真魚より7歳上のお兄ちゃん的存在です。

年下幼馴染女子高生であるに真魚に恋される基は実は苦労人です。
数年前に不慮の事故によって両親が他界してからというもの、基は一人で家を守るために一人暮らししてきました。
いつかは離れ離れになった弟や妹と一緒に暮らすために守ってきた家にまさか真魚と同居することになるとは本人も思っていなかったことでしょう(笑)

真魚に振り回され同僚のOLに振り回され、帰ってきた弟に振り回され続ける中で基もまた成長していきます。
寂しさを抱えて、家族を求めていた基も真魚との同居生活によって少しずつ変わっていく姿は見ていてホッとする面もありました。

3.とにもかくにも真魚と基の恋愛模様に注目してほしい

ひょんなことから始まった真魚と基の同居生活。
お互いに家族のぬくもりを求めていたからこそ、2人はお互いに惹かれたのでしょう。
最初はぎくしゃくしていた同居生活ですがお話が進むにつれ自然にふるまうことができるようになります。
もちろんお互いに好きな感情はありますが、突然男女の行動に移るわけでもなく、あくまでもピュアに同居生活の中でじっくりとその関係を育んでいくわけです。

太陽の家はそんな2人のピュアなハートフルラブストーリーです。
優しい絵柄で鬱な展開もないので恋愛漫画が好きな方にはおすすめの漫画ですよー!

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