【Switch】これは名作!ドット絵、BGM、ストーリー全てが素晴らしいオクトパストラベラー【クリア後感想】

ゲーム

Switchで発売されたRPG「オクトパストラベラー」を発売日に購入、週末プレイでようやくクリアしました! いやー、これは面白い。そしてどこか懐かしい。良質なゲームでした。

クリアまでのプレイ時間は約100時間。
メインストーリーはもちろんサブストーリーも全てクリア、当然、裏ボスである魔神ガルデラも撃破済みです。
Amazonのレビューを見ると良い評価も多いのでスイッチを持っている人には是非プレイしてもらいたい思いで、このゲームの感想を書こうと思います。

オクトパストラベラーが面白い理由

私にとってオクトパストラベラーはどっぷりとハマれたゲームでした。
社会人になってからはなかなかRPGのエンディングまで到達できるゲームも少なくなってきたのに、これはクリアできた。
やはり下記の点が面白いと思えたからかなと思っています。

①昔懐かしい進化したドット絵(HD-2D)
オクトパストラベラーの画像は最近はやりのVRでもオープンワールドでもありません。
ドット絵なのです!これが良かった!!これがやりたかった!!
ドット絵と言ってもHD-2Dと呼ばれる立体感を取り入れたとても綺麗なグラフィックです。
海や空、風景の描写が繊細でずっと見ていたくなります。
オープンワールドだと目が回ってしまう筆者にとっては、こちらのドット絵のほうがずっと見ていて楽しいです。

②耳に残る良質なBGM
オクトパストラベラーの曲を担当したのは「西木康智」さんという方らしいのですが、私はこの方を初めて知りました。
オープニングから耳に残るBGM、バトル曲はもちろん、街のフィールド曲もその街の雰囲気にあったBGMでとても印象に残ります。
普段はサウンドトラックを買わない私がアマゾンですかさずサントラをポチってしまったのは言うまでもありません(笑)
私のお気に入り曲は「バトル2」です。通勤中はリピートで聴いています♪

③世界を救わない物語
8人の冒険者が居るオクトパストラベラー。
実はこの8人、魔王を倒したり勇者になったり世界を救おうなんてことは言いません。
全員が下記のような私的な理由で旅に出ます。

オルベリク:国を裏切った戦友の真意を確かめる。
プリムロゼ:父親を殺害した者達への復讐のため。
アーフェン:自分を救ってくれた恩人さんのような薬師を目指すため。
オフィーリア:父親が亡くなり悲しみに暮れる友人の代わりに聖火巡礼の旅へ。
サイラス:セクハラ疑惑で追い出されたので、気になっていた辺獄の書を探すことに。
ハンイット:赤目を追ったきり帰ってこない師匠を探すため。
テリオン:盗みをミスり罪人の腕輪を外すため。
トレサ:世界一の商人を目指すために旅行する。

こんな感じで全員が私的な理由なんですよ。
プリムロゼだけストーリーが暗くてガンガン人も死んでいくかと思いきや、トレサちゃんのは終始明るくて誰も死なない、ボスも小物ばかりなんだけど心温まるストーリーだったり。
ストーリー上、全員の話が個人的な者なので無理に仲間にすることもなく、そのため他の冒険者とのかかわりが薄いです。

ちょっと、ストーリー展開が無理やりな部分もありますが、8人の物語が独立していたのは個人的には高評価です。
このおかげで話が複雑化せず単純明快なストーリーでわかりやすかったと思います。
ただ、他の仲間との関わりが無いのでストーリー中に助け合う描写がないのがちょっと残念かな。

DQ4やFF6、ロマンシングサガのような群像劇が好きな方にはおすすめできます!
あとは、かの有名なマグナブラバンのようなちょっと気の抜けた世界を微妙に救わないお話が好きな方にも刺さるかも(笑)

④8人の冒険者たちの個性豊かなフィールドアクション
冒険者それぞれに固有アクションがあり、それがオクトパストラベラーを更に楽しめるものにしてくれています。
特にサイラス先生の「探る」とトレサちゃんの「買い取る」が良かったです。

「探る」で街のNPCの情報を得ると、どうでも良いことが書いてあるかと思いきや後のサブイベントで重要になったり、
なぜ、オフィーリアやプリムロゼでNPCを仲間にしたときにこの爺さんがこんなに強いのかと思いきや過去にこんな戦歴がってなったりします。

「買い取る」はNPCが持っているアイテムをお金を出して買い取るアクションです。
通常はテリオンの「盗む」のほうがアイテムを無料で手に入るので使い勝手が良いのですが、トレサちゃんで買い取ると街の人々がお礼の言葉を添えてくれます。
これがNPCによってひとりひとり異なりそのNPCの特徴を表しています。
このときのテキストが凝っているので読むのが楽しくて私の場合は、トレサちゃんで買い取りまくりました。
お金もトレサちゃんがいれば、もう一つの固有能力「歩いてリーフ」で勝手に溜まっていくので気にしなくて良いですしね(笑)

⑤懐かしさを感じる少し不便なシステム
仲間の入れ替えが酒場でしか出来なかったり、移動が面倒だったり、エンカウントがランダムだったり・・・。
これは人によってはデメリット、面白くないと感じる部分かもしれませんが筆者にとってはこういう不便な部分も含めて高評価にしています。
ボイスもフルボイスではなく、掛け声だけなのでイメージが湧いてきます。

なんかこう、こういう不便さが昔のゲームにはあって懐かしいと思ってしまったんですよね(笑)
当然、近年のゲームにはよくあるDLC(ダウンロードコンテンツ)も無いのは嬉しい。

オクトパストラベラーの改善点

もし次回作があるとしたら筆者が改善してほしいのは2点のみです。

①仲間とのつながりが薄い
これは、この手のゲームの課題なのかもしれませんが、仲間とのつながりは薄いです。
ストーリー上のつながりもなく、メインストーリーで仲間同士が助け合うといった場面は皆無です。
それを緩和するべくパーティチャットがありますが、後付け感と蛇足感が半端ないです。
まあクリア後のパーティチャットの内容は面白いので好きなんですけどね(笑)

厳密には最後の最後で話がつながります。
トレサちゃんが旅立つ理由になった手記の持ち主とアーフェンの恩人さんが同一人物で且つそれが変わり果てた姿がハンイットの追っていた赤目。
プリムロゼのお父様を殺害したシメオンが属する黒曜会と裏でつながっていたマティアス。それと対峙することになったオフィーリア。
フィニスの門について書かれた書物「辺獄の書」を追っていたサイラスとフィニスの門のキーとなる竜石を探すことになったテリオン。
リブラックという魔女にそそのかされたヴェルナーのせいで国を滅ぼされたオルベリク。

全員が「グラム・クロスフォード」「フィニスの門」「リブラック」というキーワードでつながっていました。
この展開には鳥肌が立つほどに驚きましたがこの真実がわかるのが最後の旅の果てで発生するサブイベントです。
このイベントをやらないと8人の関連性はわからないのですが、あくまでやりこんだプレイヤーのためのサブイベント扱いなので、ここまでやらないプレイヤーも多そうなのが残念です。

②2週目要素が無い
最近のゲームにはよくある強くてニューゲームやマルチエンディング、2週目特典要素などがありません。
これがあればまた2週目を・・・って感じでプレイするのですが、2週目要素が無いため1週で終わってしまいました。
本当に面白かったんだけど、すぐに2週目をやろうという気持ちにはなれず・・・。

ここまで、色々と書き連ねましたがオクトパストラベラーは本当に面白かったです!
個人的には2018年ベストゲームにランクインします(笑)
スイッチを持っている人は買って損なし!サントラは未だに聴いていますよー♪

そして最後に一言。
トレサちゃん可愛い(笑)
※画像はネットで拾った狩人トレサちゃん♪

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