スターオーシャン1FRDのクリア後感想

ゲーム

「星の海みたいね」のセリフがスターオーシャンというタイトル由来になったRPG「スターオーシャン」
そのリメイク版を更にリメイクした「スターオーシャン1 ファーストディバーチャーR」をクリアしたので今回はそのレビュー記事です。

STAR OCEAN First Departure R

1.製品紹介 – 概要

スターオーシャン1は元々1996年にSFC(スーパーファミコン)で発売したロールプレイングゲームです。
テイルズオブファンタジアの開発に関わったメンバー達による制作ということで当時は話題を集めました。
当時、小学生だった筆者も当然、スーファミ版を購入しています。

その後、2007年に「スターオーシャン1 ファーストディパーチャー」としてPSP(プレイステーションポータブル)でリメイク。
更にそのリメイク版をリメイクした「スターオーシャン1 ファーストディパーチャーR」が2019年にSwitchやPS4でDL専売として発売されました。

PSP版『STAR OCEAN First Departure』との違いは声優とイラストがSFC版準拠に変更できること!
オリジナル版が好きな人にとってこの追加要素はありがたい。筆者もその一人(笑)
ちなみにイラストはあくまでステータス画面や立ち絵のみでドット絵にまでは反映されていない。

SFC版からの大きな違いはヨシュアの妹である”エリス”とスターオーシャン3のキャラである”ウェルチ”が仲間になること!
PSP版で追加された要素だが、前述したボイス、イラスト変更も相まって大きな変更要素と言える。
ちなみにドーンは序盤で外れた以降は一度も仲間になることはなく……残念。
テイルズオブファンタジアのチェスターのように終盤で仲間になってくれると盛り上がったのにー。

その他、主題歌の変更や敵ステータスの調整や現代風に諸々セリフが微調整されている模様。

ストーリーは惑星ロークを舞台に石化ウイルスを解くために300年前の過去にタイムワープして魔王アスモデウスを打倒を目指すファンタジーな物語。
SFC時代のゲームではあるもののストーリーのクリア時間はおおよそ30時間~40時間程度。
闘技場やクリア後ダンジョンのやりこみ要素あり。

パーティメンバーは最大8人。
そのうち4人(ラティ、ミリー、ロニキス、イリア)は固定だが、他の4人はプレイヤーが自由に選択できます。

テイルズオブシリーズに似たアクション性高い戦闘は面白くコンボが決まると爽快感あり。
戦闘中にキャラクターがバンバン喋りだすので楽しいし、ボイスコレクション搭載なので好きなボイスだけを聞くことも可能。

とまあこんな感じで20世紀のゲームとはいえ、なかなかに楽しめる本作です!

この後に有名なセリフ『星の海みたいね』

2.特徴

本作最大の特徴はバトルにあると言っても過言ではありません。
前述したとおり、テイルズオブシリーズに似たアクション性の高い戦闘シーン。
スーファミ時代とは思えないほどのボイス量。
軽快なBGMと「カモン!バーニィ」の掛け声(笑)

バトルでは先頭キャラクターをプレイヤーが操作することになります。
各キャラごとに必殺技をロング(Lボタン)とショート(Rボタン)で2つセットします。
同じ技でもロングとショートを入れ替えるだけで技の性能、距離が変わったりします。

多くのプレイヤーは主人公であるラティを操作することになるかと思います。
そんなラティのオススメ技は『双破斬』と『吠竜破』です!
『双破斬』は序盤で習得して近接で放つとかなりの高確率で的にヒットしてなぎ倒してくれます。
『吠竜破』の習得は中盤になるかと思いますが、敵と間合いをとりたいときや先制攻撃を入れたいときに放つと後々のコンボが決まりやすいです。
その他に四聖獣奥義という奥義があり、それで覚えられる奥義はどれも強いです。
特に朱雀系は覚えると大抵の的は瞬殺可能です!

プレイヤーが操作する場合はラティやイリア、フィアあたりの戦士系がオススメ!
術師系はかなり操作が難しいうえに詠唱中は操作不能になるので爽快感が無いです。
戦士系だと楽に倒せるのに術師系だと戦闘難易度があがるっていうね(笑)

本作の特徴としてはPA(プライベートアクション)システムがあります。
このPAシステムが独特で街に入ると仲間キャラクターが好きに動き出す。
街中で話しかけるとそのキャラの性格がわかったりイベントが発生したり、感情値が変動してエンディングに影響してくる。

内部値としてラティへの感情値がり、それによりエンディングの内容が変わってくる。
特に全員集合のエンディング及びロニキスがイリアに告白するエンディングは一見の価値あり。
そのため、エンディングも大筋は同じではあるものの細かい部分がマルチエンディング仕様です。
おしとやかで可愛らしく見えるエリスが実は強かで腹黒い性格というのがわかったときには面白かったです(笑)

そして、全員の感情値が高いと集合エンディングというものを見ることが出来ます。
内容としては現代に帰還したラティ達に過去ロークの仲間たちがメッセージを送る、というものですが、個人的にはこれこそがスタオ1の真・エンディングだと思います!
一方で、ロニキスとイリアへの告白エンドというものもあり、こちらのエンディングは次回作である2に続くものです。
2の主人公クロードの母親はやはりイリアだったのかと確定するわけです。
条件としては告白エンドと集合エンドの両立は無く、告白エンドが優先されるのでスターオーシャンシリーズとしての真エンドはロニキス、イリアの告白エンドなのかもしれませんね。

全員の感情値が高いと発生する真・エンディング(集合バージョン)

その他に最終セーブポイントでセーブすると解禁される隠しダンジョンである七星の洞窟。
これはやりこみ度が高く、本編ラスボスであるジエ・リヴォースを倒した程度のパーティではあっという間に全滅します(笑)
この難易度はスーファミ時代から続く、トライエースの伝統と言えるでしょう。

オラクルルーム(開発室)と呼ばれるところでは、当時の開発者たちのメッセージを聞くことが出来るお楽しみもありました。
昔のゲームでは開発ルームといった隠し要素はたまに見られたのですが近年は全く見なくなったな……。
あとはボイスコレクションやムービーコレクションもありますよー!

ドット絵も立ち絵も綺麗なのです。
立ち絵は是非、オリジナルのスーファミ版(FDR版)をオススメしたいっ……!!!

3.おすすめパーティ

攻略方法などは他のサイトでもさんざん紹介されているのであまり語るつもりはありませんが、筆者のオススメパーティというのはあります。
スターオーシャンでは、最大8人パーティを組むことが出来ます。
ラティ、ミリー、ロニキス、イリアの4人は固定です。
なので、選択できる仲間枠は4人です。

【固定】
ラティ、ミリー、ロニキス、イリア

【ルート枠】
シウス、アシュレイ、フィア
※この3人は仲間にすることにより一部ストーリーに影響を与えます。
 また、シウスとアシュレイはどちらか片方のみ、仲間にすることができます。

【セット枠】
ヨシュア、マーヴェル、エリス
※この3人はストーリーへの関わりが深くヨシュアを仲間にするとマーヴェルが必ず仲間になります。
 イベントによりマーヴェルは完全離脱したり、代わりにエリスが加入したりします。

【フリー枠】
ティニーク、ペリシー、ウェルチ
※この3人はストーリーにあまり関わらず、進め方によっては全く出てこない可能性もあります。
 ペリシーを仲間にすることでバーニィに乗ることができたり、ウェルチを仲間にすることで続編との関わり匂わせたり……。
※なお、ドーンは序盤で必ず仲間になるものの、離脱以降は完全離脱となり仲間になることはありません。

さて、上記を踏まえて私のオススメパーティは―――
【筆者おすすめパーティ】
ラティ、ミリー、ロニキス、イリア、アシュレイ、ヨシュア、ウェルチ、エリス(マーヴェル)です!

ウェルチ様

これがもっともスターオーシャン1だけでなく、シリーズとしても楽しめる仲間構成だと思います。
アシュレイを仲間にすると、ラティの隠し奥義である”皇龍奥義”を習得することできます。
更にヨシュアを仲間にすることでヨシュアの妹”エリス”を仲間にすることが可能です。
エリスはアシュレイとヨシュアがパーティに居るときにのみ仲間にすることが出来て、攻撃、回復をまんべんなく使う最強の術師キャラクターです。
※エリスを仲間にすると、マーヴェルは永久離脱します。

ウェルチは技がトリッキーで使いにくいのですが、隠しダンジョンをクリアすることで、ヴァルキリープロファイルに登場するレナスの技、”にーべるんなんとかー”を使うことができます。
開発元がトライエース繋がりだからこそできることですね(笑)
ウェルチは続編であるセカンドストーリーや3でも登場する―――いわば、同一人物なので、スターオーシャンシリーズの繋がりが少しだけあったりします。
ついでに、アシュレイは”4″で青年の姿で再登場するので、こちらもシリーズをつなげるキャラクターといえるでしょう。

見よ!これが『にーべるんなんとかー』だ!!!

というわけで、私のオススメパーティはこんな感じになりますが、やはりスターオーシャンの醍醐味は好きなキャラクターでパーティを組むことでしょう。
個人的にはフィアあたりも使いやすくてお勧めですよ~。

仲間の仕方や攻略チャートについては以下のサイトがわかりやすいのでおススメです。
せいじゅ☆青珠の星々:http://www.seiju.info/so1fd.html

攻略チャートはなるべく見ないほうが好ましいですが、古いゲームですし、攻略サイト見ながらやるのもまた楽しみ方の一つかな、と。

4.スターオーシャン1FDRの感想、レビュー、評価

総じて面白いです!10点満点中9点!!
筆者はスターオーシャンシリーズは3までしかないのですが、2番目に好きな作品です!
(1番はセカンドストーリーです)

PSPからの更なるリメイクとはいえ、ドット絵は緻密、ボイスは十分、イラストはオリジナル版も可能。
これはスーファミ時代のスターオーシャンをプレイしてきたものには涙ものです(笑)

最近のゲームはリアルを求めてオープンワールドが流行っていますが筆者は2Dのほうが好きなのでこれぐらいがちょうどいい。
近年流行りのオープンワールドに疲れを感じている人にはプレイしてほしい作品です。

割と爽快感もあるし、ストーリーを進めていく上で迷うことも少ない。
レベル上げもそこまであげなくてもサクサク進む難易度(隠しダンジョンは除く)。
そして、ラスボスであるジエ・リヴォースもサックリ(笑)

イベントも時間がかかるものは少なく、ほとんどのイベントが数分で終わる。
まあ、オープニングだけは30分以上かかるわけですが、逆に言うとそこを超えるとあとはスイスイ進みます。

キャラクターもどれもこれも人種が違い魅力的。
シウスやアシュレイのように1週目では全て仲間にすることはできないことやストーリー分岐も多少あるので3週は楽しめるつくりになっています。
やりこみ要素としてアイテムクリエイションや隠しダンジョンである七星の洞窟、隠しボスであるガブリエル打倒があるので、やりこみ派も満足できる内容になっています。

とはいえ、昔のゲームに変わりは無いのでシステム面はちょっと古臭いかも。
最近のリアルなゲームを求めている人にとっては退屈でつまらなく感じそう、というのも否めない。
あくまで、オススメできるのは昔のドットタイプのゲームが好きでスーファミ時代のRPG最高!っていう人になるのかもしれない(笑)

終盤のとある場面、歴史の真実は是非、自身の目で確かめてほしい

筆者にとっては最高位に近いゲームなので、是非みなさんもプレイしてみて欲しいです!

惜しむらくは……続編のセカンドストーリーがSwitchで発売されていないこと。。。
プレステではDL専売とはいえ販売されているのに…なんで……。
まあいいや、次はセカンドストーリー、最終的には最新作の6まで早くプレイしてやるー!!

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https://yuqyuq.com/yuqyuq/?p=1335
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