2017年にSwitchで発売された『スナックワールドトレジャラーズ ゴールド』ですが、今年に入ってようやくエンディングを迎えることができたので、評価及び感想を書いていきます。
『スナックワールドトレジャラーズ ゴールド』は3DSで発売された『スナックワールドトレジャラーズ』のバージョンアップ版です。
よって、ストーリーの展開やシステムについては似ている部分もいくつかありますが、今回の記事はスイッチ版準拠になります。
1.基本情報
発売日日:2017年8月10日
対応ハード:Switch
ジャンル:アクションRPG(ハクスラアクション)
クリアまでの時間:30~50時間(やりこみ要素含めると100時間越え)
発売元:レベルファイブ
※オンライン協力プレイ可能(4人まで)
2.作品紹介、特徴
ニンテンドー3DSでも発売されていたスナックワールドトレジャラーズがパワーアップしてニンテンドースイッチに登場!
①ゲーム性
ハック&スラッシュを元にしたアクションPRGでクリア後に入る武器に相当するジャラや防具の材料になるアイテムを手に入れて主人公をパワーアップしていくスタイル。
レベル上げの概念はあるものの、基本は道中に落ちているアイテムやボスを倒して手に入るジャラによるステータスアップが重要になる。
フレンドとのオンライン協力プレイも可能なのでレベリング等はやりやすい。
絵柄から子供向けに思われがちだが、難易度はかなりガチなので騙されてはいけない。
②ストーリー
この手のゲームには珍しくきちんとしたストーリーが存在する。
おそらくアニメ版の展開を基にしており、キャラクター同士の掛け合いも楽しい。
割とボイスも入ってくるのでテレビアニメを見ているような気分になるのも特徴。
あと、ストーリー展開は友情・努力・勝利が基本であり、ドラゴンボール世代には感涙の演出もあったりします(笑)
③BGM
軽快な音楽が多く、逆にシリアスや暗い曲というのは少ない。
ギャグ展開が多いためなのかもしれない(笑)
オープニングの他にエンディングの歌もあるのは驚く。
④グラフィック
プレイヤーの分身となる主人公についてはキャラクリエイトが可能。
髪形や体型、声質やモーションまで細かく決められるので愛着が湧くこと間違いなし!
後ほど、お金がかかるものの改めてキャラクリエイトできる救済措置も用意されている。
全体的に登場するキャラクターも3頭身で可愛いものばかりです。
⑤エンディングまでのクリア時間、やりこみ要素など
魔王デミグラスとの戦いとなるDLC部分までを含めたストーリーモードについては50時間程度で終わると思われる。
筆者はアドベンチャーモードと併用して進めていたので80時間ぐらいかかりました(笑)
問題はその先である。
ここからはやりこみ要素となるがディープダンジョンや超級を越えたアドベンチャーモードが追加される。
これらについては正直、エンドコンテンツになっており、プレイ時間が100時間を越えているにも関わらず未だに終わりが見えない。
3.評価、レビュー、感想
一言で言えば見た目に騙されてはいけないガチなハクスラゲーム。
雑魚敵とのバトルでも難易度が高く、油断するとあっという間に全滅します、
いかに敵の弱点属性の武器で攻撃できるか、なので脳筋プレイではあっという間に詰みます。
これ、子供には難しいんじゃなかろうか(笑)
その分、バスター属性の弱点を突いたときの爽快感は凄まじく、敵をカキーンとかっとばしたときには一種のカタルシスを味わえるほどの充実感あり。
ダンジョンについても不思議のダンジョンよろしく毎回構造が変わります。
なので、道筋を覚える必要はなく、毎回新鮮な気持ちで挑めます。
ディープダンジョン以外はボス階層含めて3階層しかないので1回の冒険は15分~30分程度で終わるのは区切りがつきやすく良い感じです。
ボスを倒すとジャラが手に入ることがあるのですが……これがなかなか手に入らないのは人によってはやりごたえがあるだし、あるいは苦痛な作業ゲームともいえるかもしれない。
私的にはこれもゲームの一環としてやりこみ要素の一部として楽しむことが出来ました。
何度も同じボスを倒し続けてレアなジャラ武器が手に入ったときはかなり嬉しいですしね!
ストーリーモードのボスではクラーケンとセイレーン姉妹が強かったなぁ……。
地味にビネガーもいやらしい強さがありました。
全体の評価としては、個人的にはかなりハマり面白かったです。
ハクスラRPGが好きな人は見た目の絵柄で子供向けだと思ってプレイしないのは損です!
内容はかなり本格的でハクスラの面白さを追求した作品だと思います。
ハクスラアクションのゲームのほとんどは暗いイメージの作品が多いですが、スナックワールドについては全体的に明るい雰囲気なのも好印象なポイントです。
こういうゲームってなかなか貴重なんじゃないかなーと思ったりします。
オープニングテーマソングである「カツ丼食べよーじゃん!!」は笑える要素かと。
モンハンのようなオンライン協力プレイも気軽に行えるのもいいですね。
チャットは出来ないので細かいコミュニケーションはできませんが、そのおかげで嫌な思いなどもせず子供でも楽しめる仕様になっているのも良いですね!
惜しい点としては、オンライン協力プレイが出来るのは、あくまでアドベンチャーモードと呼ばれるクエスト中心のモードであり、ストーリーモードは出来ないこと。
ストーリー部分についてはソロで攻略していく必要があるのでゲーム下手な人にとってはエンディングまで到達するのも難関と言えるかもしれません。
ただし、前述したとおり難易度は決して子供向けではなく、むしろ大人向け。
材料を集めてきちんとジャラを強化したり防具をクラフトしないと進めないし、おともスナックについても熟考しないと後半は詰んでくる。
初見殺しのボスも多いのでゲーム内容としてはかなり骨のあるハクスラアクションであることは間違いありません!
難易度が高いのもデメリットかと思いきや個人的にはメリットかなと思います。
やはりこれぐらい歯ごたえが無いと飽きてしまいますし……笑
エンディングに行くことが出来るディープダンジョンなんてまさにエンドコンテンツと呼ぶにふさわしい出来。
筆者のプレイ時間は既に200時間近くなっています(笑)
こんなやりごたえ抜群の王道ハクスラRPGの『スナックワールドトレジャラーズ ゴールド』
テレビアニメは既に終了したコンテンツではありますが今からプレイしても、オンライン募集をしている人もいて、十分楽しめる作品になっています。
手ごたえのあるハクスラをプレイしたい人はコアファンの多くて全体的にダークなディアブロ系も良いですが、絵柄も温かみあり、ストーリー構成も王道なので万人向けのこの作品をプレイしてみるのも良いのではないかなーと思います!
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